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ミャンマー語通訳者協会 設立趣意書(案) [ミャンマー語通訳翻訳]

ミャンマー語通訳者の技能向上を目指して「ミャンマー語通訳者協会」の設立を目指して活動中です。
 
優れたスキルを持つミャンマー語通訳者の育成に協力してみたいという方の支援を求めています。
 
下記の設立趣意書(案)をご一読頂き、支援をご検討いただければ幸いです。
 
発起人 細川隆憲 合同会社あうん 代表社員 
 
記 
 
日本とミャンマーは、2014年に外交関係樹立60周年を迎えるなど、両国間の関係は長い歴史をもつ。特に2011年に民政移管が行われて以降は、政治、経済、文化のあらゆる面において両国間の交流は活発になってきている。今後もアジア地域間の結びつきが強まっていくことが予想され、両国間の交流がさらに促進されていくと考えられる。
日本書紀においても「通事(おさ)」と呼ばれた通訳の個人名 がわざわざ明記されるほど、古くから異文化間の交流における通訳の重要性は認識されてきた。通訳および翻訳という作業は、単に異なる二つの言葉の置き換えを行う作業に留まらず、その言葉の裏にある異なる政治制度、経済システム、社会の仕組み、さらには文化芸能に至るまで幅広い知識を駆使して、異文化理解を促進する作業である。通訳および翻訳は、まさに異文化コミュニケーションの基本インフラなのだ。
 通訳者および翻訳者には、非常に高度な資質や能力が求められているにもかかわらず、日本ではプロフェッショナルなミャンマー語通訳者および翻訳者を養成する機関が存在しない。そのため多くのミャンマー語通訳者および翻訳者は、経験を積むなかで技能を向上させざるを得ない。しかし個人的な取り組みには限界があるため、ミャンマー語通訳者および翻訳者が共同して、通訳および翻訳のレベルを向上させていくことができるような仕組みが必要であると考える。
 また科学技術の急速な発展により近い将来、通訳者や翻訳者は人工知能に取って代わられるとも言われている。通訳者や翻訳者はこのような最先端技術を敵対視するのではなく、翻訳支援ソフトなどのIT技術を積極的に取り入れることで作業の精度や効率化を進めることを怠ってはならない。
「言葉されできれば誰でも通訳や翻訳はできる」という通訳者および翻訳者に対する一般的な誤解が通訳者および翻訳者を取り巻く就労環境を厳しくしている。通訳者および翻訳者は、技能の向上や作業の効率化という努力を重ね、プロフェッショナルなサービスを安定的に提供できる適切な就労環境を自ら形成していく必要がある。
 日本とミャンマーとの交流がさらに促進されるか否かは、異文化間コミュニケーションを司るミャンマー語通訳者および翻訳者に掛かっている。ミャンマー語通訳者および翻訳者の養成、技能向上、就労環境の改善を図ることを通じて、日本とミャンマーとの交流を促進することを目的としてミャンマー語通訳協会を設立する次第である。
 
以上 

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