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第1回ミャンマー語通訳研修及び意見交換会のご報告 [最近の動向]

第1回 ミャンマー語通訳研修及び意見交換会のご報告


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マイナー言語であるミャンマー語には、専門の通訳学校はありません。ミャンマー語通訳者のほどんどが、経験を積むことで通訳者として活躍しているのが現状です。

そのため、通訳者として最低限守るべき倫理や、通訳者としての資質を十分に満たしていないものまでもが、通訳者として働いているのが現状です。

適切な研修を受けていない者による通訳に頼ると、大きな誤解を招く結果になることが多々あります。

間違ってはいけない、通訳者は全て理解できて当たり前、そんなプレッシャーから、理解できないことを、「わかりません、もう一度言い直してください」と言える勇気がないことが原因です。どれほど経験を積んで、優れた通訳者でも、分からないことは沢山あります。あなたも人の話を聞いて、いつもすべてを完全に理解できるわけでないですよね。

そこで、円滑なコミュニケーションの成立に寄与することのできる優れたミャンマー語通訳の育成を目的に、第1回ミャンマー語通訳研修及び意見交換会を2014年12月27日に開催しました。

研修は二部構成で行われました。前半の通訳の基礎編は、フリーランスの英語通訳者である高田裕子氏が講師を務められました。通訳者としてのあるべき資質、通訳の過程について詳しく説明がなされました。その後、通訳者の倫理について、グループワークを行い、参加者は通訳者の取るべき行動について見直す機会を得ました。また、映像資料を基に、実際の通訳の現場を再現し、どのように通訳ノートを取ればよいかなど、実践に即した研修も行われました。

後半は、ミャンマー語通訳の基礎を学びました。講師は、ミャンマー語通訳経験の長いアウンリン氏及び、田辺寿夫氏が担いました。両氏の豊富な経験を基に、日本語やミャンマー語に特有な慣用表現の訳し方など、実際の通訳に役立つ講義が行われました。

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研修には、ミャンマー語通訳者とミャンマー語通訳を目指す学習者合計6名が参加しました。参加者の通訳経験は多様で、長らく通訳として活躍しておられる方もいれば、全くのミャンマー語学習初心者もおられました。

研修は、参加者から好意的に評価されて、

「通訳するにあたって基本的な姿勢、倫理観、クライアントが求めていることは何かが理解?共有できたことで私自身の課題が見えてきまいした」

「仕事のイメージが湧きましたし、勉強方法、技術向上のヒントがつかめました」

といった感想が寄せられました。

また、研修を通じて参加者たちは新たなネットワークを築くことができました。

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合同会社あうんでは、今後もミャンマー語通訳の育成を目的とした様々なイベントを実施していく予定です。

本件についての問い合わせは、

合同会社あうん 細川まで
080-2088-4824
info@jp-aung.com

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